昨年の雪辱を期し、静岡産大サッカー部が6日から大阪府などで開催される総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントに挑む。3年連続5度目の出場で昨年は準優勝。「全国大会の常連にはなったが、強豪の仲間入りはまだ。今年が1つの集大成」。成嶋監督は念願の全国初タイトル獲得へ、イレブンに奮起を促している。
東海予選トーナメントはわずか1失点。決勝は中京大を3―0で退け、強さを見せつけた。レギュラーの8割が昨年からのメンバー。東海大学1部リーグも7勝2分けと無敗で折り返し、チーム力は安定している。
基本フォーメーションは3・5・2。伊賀と井畑の4年生コンビで組む2トップは破壊力がある。伊賀は「運動量を増やし、ゴール前でボールを受ける回数を増やしたい」とレベルアップに努めている。中盤のキープレーヤー・清水(4年)がオーバートレーニング症候群から復活したことも心強い。
試合を重ね、DFのコンビネーションも上がってきた。センターバックの田中亮(4年)が左足首の脱臼骨折で離脱中なのは痛いが、中盤の底もこなす白井(2年)が穴を埋める。昨年からゲームキャプテンを務める左サイドの川嶋(4年)は「最少失点で抑えることがトーナメントを勝ち抜くカギ。組織で守りたい」と気合を入れている。
初戦の相手は東北学院大。同じブロックには関東の国士舘大と中大、関西の大体大などがいる。就任5年目の成嶋監督は「まず初戦。トライする気持ちで戦いたい」と表情を引き締める。
昨年の決勝は流通経大に1―3で苦杯をなめた。今大会も逆ブロックとなり、MFの本田主将は「決勝で流経に去年の借りを返すつもり。『常勝』がチームの目標。チーム一丸で戦い、新しい歴史をつくりたい」と意欲を燃やしている。
「磐田に優勝カップを」 市に出場報告
第55回東海大学サッカー選手権大会で3年連続5度目の優勝を果たした静岡産業大サッカー部が1日、磐田市役所を訪問し、鈴木望市長らに全国大会出場を報告した。
全国大会は6日に開幕し、大阪府内などで12日まで行われる。同大は昨年、初の準優勝で、今年は優勝を狙う。
市役所を訪れたのは三浦哲治総監督、成嶋徹監督と主将の4年、本田晋大さん(21)ら選手9人。鈴木市長は「練習の成果を大会にぶつけてほしい」、市体育協会の杉山元会長は「今年はぜひ、優勝をお土産に持ち帰ってほしい」と、それぞれ激励の言葉を述べた。
本田主将は「昨年の決勝戦を戦った選手が今年も残っている。悔しさをバネに、今年こそ優勝カップを持ち帰りたい」と力を込めた。