ShizuokaOnlineのニュースサイトへようこそ。本ページはスタイルシートとJavascriptを使用しています。
トップニュースへジャンプ
一押し情報へジャンプ
ShizuokaOnline
検索キーワード入力フォーム
検索ボタン
ログアウト
文字サイズ
サイトマップ
TOP
TOP
スポーツ
|
コラム・読み物
|
紙面特集
|
本
TOP
番組表
TOP
番組表
|
ポッドキャスト
TOP
グルメ
|
イベント
|
シネマ
|
ミュージック
ShizuokaOnline
オリジナルコンテンツ
デジ記者Webレポート
ShizuokaOnlineのオリジナル企画。デジ記者が旬な話題を動画を交えてレポートします。
おとな派
「大人」の読者にじっくり味わってもらいたいニュースが満載。「寄稿・わが至福の時」も好評です。
キャンパス・ナビ
静岡県内の大学の話題は「キャンパス・ナビ」でチェック!
Webコラム 一灯
フォア・ザ・チーム
NEW!
スポーツコラム だんまく
悠久の都、聖火消炎
しずおかスポーツView
北京五輪出場の静岡県勢を特集(動画インタビュー)。
ぱぱままにゅーす
子育て世代の情報・交流の広場です。
故郷を見よ
静岡の方言
遠州の方言考
最新情報やニュースを
ケータイサイト
でもチェックできます。
お得なグルメ情報も掲載!
ショッピング
主催事業
主催イベント
愛の都市訪問
社会功労賞
善行賞
スポーツ賞
あすなろ賞
富嶽ビエンナーレ展
後援申請について
SBSカップ国際ユースサッカー
なまず検定(地震防災検定)
まるごと浜松検定
富士山検定
キャンペーン
エコプロジェクト
富士山を世界遺産に
静岡かがく特捜隊
元気発見団!
ポッドキャスティング
ポットキャスティング一覧
おすすめコンテンツ
SBS学苑
静岡健康管理センター
ShizuokaOnline(静岡新聞社・静岡放送オフィシャルサイト) >
Webコラム一灯
> 2005年「Webコラム一灯」
2005年「Webコラム一灯」
読書民族の美学
2005/09/16
∋
新聞業界では、記者の書く記事に厳しい要件が課されます。事件事故などのニュースを伝えるのが主軸ですから、「だれが、いつ、どこで…」のいわゆる5W1Hを外せません。正確で分かり易く、それを「中学生に理解可能な文章」といった言い方で叩き込んだりします。1段に11文字、長くても50-60行に必要な情報を圧縮して盛り込みますから、例の「逆三角形」が求められます。前から順に重要なファクターを書き込みます。どこで読み終えても文意を損なわないように、という狙いです。大型の記事でも、「見出し」に相当する「リード(前文)」だけで足りる文を書け、などとエッセンスを絞り込む技量も要求されます。
∋
余計な修辞や形容は歓迎されません。企画や特集を除けば、美文も無用です。何より同じ語を2度も3度も用いないのは鉄則です。短ければ短いほどよい文章ですから、繰り返しや重複で記事の文章量を増やさないようにするのです。そんなムダをするくらいなら、新たな情報を突っ込め、となります。語彙(ごい)の貧困が、無知無教養の証として忌避されることも背景にあります。
∋
しずおか世界翻訳コンクール10周年・県立中央図書館80周年記念の「国際文学シンポジウム」の多彩なプログラムのいくつかを聴講しました。作家・元ロシア語会議通訳の米原万里さんと文芸評論・翻訳の沼野充義さんの対談は、ウィットに富み、幾分の毒も含んで、なかなかスリリングなひとときでした。
∋
同時通訳、翻訳泣かせの「言い換えの美学」が話題になりました。日本は思いついても口に出さない文化だが、ロシアは形容過多のきらいがあるのでは、という沼野さんの指摘に、米原さんがそれこそ速射砲のように連発した実例が示唆に富んでいました。とてもメモしきれませんでしたが、例えば、かのゴルバチョフ氏ほどの人物を紹介するとなると、「元大統領」は当然として、「ミハイル」「ライサの夫」「ペレストロイカ(改革)の旗手」「グラスノスチ(情報公開)の体現者」「ソ連邦を崩壊させた」…と20種類くらいも出てくるのだそうです。話し言葉でも決して同一表現を繰り返さないのが、ロシアの言い換えの美学です。意地でも同じ単語を使わない。無知無教養を恥とするからといいます。
∋
ロシアは、世界でも最も読書好きの民族だそうです。言論抑圧の歴史は、社会を変革しようとした人々に挫折を余儀なくさせました。志半ばのすぐれた才能は文学に向かったため、ロシア文学は社会性が濃厚で、特に矛盾に向けられる視線が鋭い。確かに、文豪ドストエフスキーらの作品には、犯罪、幼児虐待など今日的なテーマが横溢しています。名作の宝庫を資産として継承するから、教育の場では徹底的に実作を読まされる、そして自然に読書好きのおとなになってゆく。
∋
米原さんは、9-14歳の多感な少女時代をプラハのソビエト学校で学びました。5年間、日本の教育を離れて帰国しましたが、「本のおかげで」この際の試練を乗り切れたといいます。日本から船便で届く文学全集を20回くらいも貪り読んだそうです。「文学は精神のエキス」と表現していました。その言葉に胸に響く重みがありました。ネット上に情報が氾濫する時代ですが、豊富な言葉を持つには、本を「読む」しかありません。世界の舞台では、貧困な語彙では立ち行かないということでしょう。島国の民としては、殊に教訓としたいものです。
(鮟鱇)
メールで記事を紹介
印刷する
[特集]
・
静岡新聞所蔵の絶景!富士山の空撮写真を「待ち受け画像」に!
・
旬のキー・ワードをコンパクトに解説。特集「ニュースの言葉」
ここから関連ニュース・バックナンバー
バックナンバー
遺跡の声を聞く
2005/12/29
ジャック・アンダーソンの死
2005/12/22
日本のフェイルセーフ
2005/12/19
桜吹雪は拝めたか
2005/12/15
カナリアを追う
2005/12/12
砂上の楼閣
2005/12/08
町から子どもが消える?
2005/12/04
国技の無国籍化
2005/11/30
偽造の重罪
2005/11/24
古書に浸る
2005/11/23
書" 道"
2005/11/19
とんぼの里
2005/11/12
ハママツは世界ブランド
2005/11/08
オリオンズよ
2005/11/03
「簡潔明瞭」の陥穽
2005/10/28
国をつくるということ
2005/10/21
26番目の選手
2005/10/18
4000年の歴史
2005/10/14
がれきが語るもの
2005/10/12
匠を見よ
2005/10/09
”盟主”の責任
2005/10/06
二足のわらじ
2005/10/02
凛然たる女性たち
2005/09/29
おだっくい超世代
2005/09/25
阿波の傑物
2005/09/22
「審判済んで夜が明けて」
2005/09/12
シネマ&テアトル
2005/09/08
「地気」と芸術
2005/09/04
カトリーナの魔手
2005/09/03
大学サバイバル
2005/08/29
本のにおい
2005/08/25
沈黙する知性 戦無派の物思い(7完)
2005/08/22
言葉の漂流 戦無派の物思い(6)
2005/08/20
「戦い取るもの」
2005/08/19
痛みの先に 戦無派の物思い(5)
2005/08/16
戦争の時効 戦無派の物思い(4)
2005/08/15
単「純化」 戦無派の物思い(3)
2005/08/14
コイズミが来た 戦無派の物思い(2)
2005/08/12
戦後還暦解散 戦無派の物思い(1)
2005/08/11
時代の気分は「情けない」
2005/08/07
宇宙ラーメンを食べたい
2005/08/04
都市難民
2005/07/31
それでも天下りですか
2005/07/28
野茂にノー・モアはない 不死鳥よ(下)
2005/07/26
カズはピッチに 不死鳥よ(上)
2005/07/26
ソフト・ターゲット
2005/07/22
野球は文化か
2005/07/17
ネポティズムという宿痾
2005/07/14
情報源の秘匿
2005/07/12
暴力の連鎖
2005/07/08
オイルショック再び?
2005/07/06
公団、天下り、談合
2005/07/02
骨太と鉄面皮
2005/06/30
”らしくない”人々
2005/06/25
貪欲なるストライカー
2005/06/23
「金時持ち」遥か
2005/06/19
家族の絆
2005/06/16
総中流の幻想
2005/06/12
宮本という名作 ドイツ切符(下)
2005/06/10
ジーコの意地 ドイツ切符(上)
2005/06/09
”W杯”ゴール目前
2005/06/04
綿々、技の伝承
2005/06/02
蓮池薫さんのライフワーク
2005/05/29
病診連携
2005/05/26
破壊の行き着く先
2005/05/21
戦争の下請け化
2005/05/19
デビッド・リーンが描いたもの
2005/05/15
情報過疎の戦場
2005/05/12
徳富蘇峰と文学の森
2005/05/08
力士・片山の夏
2005/05/05
三島由紀夫の小遣い帳
2005/05/03
田中一村 植物を描き尽くす
2005/05/01
融和する美-花の不思議
2005/04/29
男のスーツ
2005/04/27
M&A劇場-額に汗する者は
2005/04/24
M&A劇場-従業員さまいずこ
2005/04/22
M&A劇場-団塊の観客たち
2005/04/20
「舞姫をたどる」
2005/04/17
異文化同化
2005/04/14
“聖地” の憂鬱
2005/04/10
フットボール 日独の紐帯
2005/04/07
水の風景
2005/04/02
内なる国際化
2005/03/31
「方言万歳」
2005/03/26
「万博 35年後」
2005/03/21
「万博 35年前」
2005/03/20
伝説の豪腕-持続する志
2005/03/17
適材適所
2005/03/13
球春来たる
2005/03/10
スターの染み入る言葉
2005/03/06
「父」の崩壊
2005/03/03
大いなる二番手
2005/03/01
黒はんぺん賛歌
2005/02/26
「情」と「効率」
2005/02/23
ベビー81
2005/02/19
17歳の閉塞
2005/02/16
信用無用
2005/02/12
ヒーローは燃え尽きない
2005/02/10
はとバスご一行様御成り
2005/02/06
楽天的野球論
2005/02/02
ページのトップへ