∋ 当サイトの「文化・芸術」欄を中心に、予選開始以来詳しく紹介してきた「第4回静岡国際オペラコンクール」が閉幕しました。本選出場者6人の中で最年少、26歳のロシアの青年が栄冠を勝ち得ました。2位ベラルーシ、3位もロシアと、この地域のレベルの高さを見せつけました。
∋ 格調高い音楽世界を繰り広げるオペラですが、一般的に普及するという意味では、日本ではいまだしの感がします。浜松市で開かれたこのコンクールは既に4回目、応募者も過去最多でした。運営費捻出など苦労はつきまとうようですが、大会の質が高いことは実証されています。
∋ 音楽文化の地「ハママツ」の名を知らしめているのは、国際ピアノコンクールも同様です。既に逸材の集うコンクールとして定着しています。世界でも指折りの伝統を有する「ショパン国際コンクール」の上位入選者にハママツ経験者が名を連ねています。浜松市とショパンの母校のあるワルシャワ市は、音楽友好交流協定を結んでいます。
∋ 浜松商議所の浜松地域ブランド創出特別委が公表した、地域ブランド「やらまいか浜松」の認定品候補に155もの製品やサービスの応募がありました。同時募集のロゴマーク案も348件に上ったといいます。
∋ 「やらまいか」は、浜松地域に特徴的な進取の精神を表現する、勢いのある言葉です。認定への期待が高いということは、「商標力の証明」と言えます。製造業、モノづくりの先進地で、繊維、楽器、オートバイなどの主要産業の礎を築いてきました。何より新しい発展の可能性を開く人材を供給してきたのです。文化”産業”という視点からとらえれば、音楽分野もさらに裾野を広げることが肝要です。
∋ 浜松市の魅力を国内外に発信する役割を負う「やらまいか大使」を、市が1カ月前に発表しました。委嘱された20人の顔ぶれをみると、この地が、ジャンルを超えてこれほどの人材を生んできたことにあらためて驚愕します。強力なサポーターを抱えているわけですから、大胆な文化創出を将来にわたってできるはずです。
(鮟鱇)