ShizuokaOnline
オリジナルコンテンツ

ShizuokaOnlineのオリジナル企画。デジ記者が旬な話題を動画を交えてレポートします。
「大人」の読者にじっくり味わってもらいたいニュースが満載。「寄稿・わが至福の時」も好評です。
静岡県内の大学の話題は「キャンパス・ナビ」でチェック!
現場
静岡県関係のトップ・アスリートを動画でインタビュー。
子育て世代の情報・交流の広場です。
最新情報やニュースをケータイサイトでもチェックできます。お得なグルメ情報も掲載スタート!
志らべのいっピン!

ポッドキャスティング

47News
家康囲碁道場
静岡ぐるめ探検隊
ShizuokaOnline(静岡新聞社・静岡放送オフィシャルサイト) > Webコラム一灯 > 2006年「Webコラム一灯」

2006年「Webコラム一灯」

 チョイ悪オヤジたちよ

2006/10/05

  当サイトの人気メニュー「新おとな派」は、タイトル通りおとな向けのニュース、情報を要覧しています。おとなとは何歳のことか、などとさまざまに議論した末に決めた題字で、愛着があります。中高年はデジタル嫌い、ITアレルギーだといった“偏見”が流布しているように思いましたので、あえて「ネットに親しむおとな」をコンセプトにしました。
 
  いわゆる団塊の世代は、おとな組の中軸を占める兄貴分でしょう。ベビーブーマーたちは、幼いころから競争にもまれてきたせいか、単に現役世代の中で最年長というにとどまらず現在は社会の各層で影響力を行使しています。同時に、かつて全共闘運動などに身を投じた人々も多く、反骨、変革のマグマを体内に秘めているとされます。
 
  先日、静岡県掛川市のつま恋は燃えました。シンガーソングライター吉田拓郎さんとフォークグループかぐや姫の野外コンサートが開かれ、中高年ファンを中心に約3万5千人がひしめきました。31年前に5万人以上の若者を熱狂させた“伝説”のコンサートが再現したからです。拓郎さんは既に還暦だそうですが、コンサートは青春願望・懐古趣味などではなく、「おとなの今」のエネルギーを発散させる、魂の共鳴の場となったのでした。
 
  最近、住宅メーカーからの売り込みチラシやダイレクト・メールがよく届きます。建て替え、買い替え、リフォームなど、定年退職時期を迎えつつある団塊の世代をあてこんだキャンペーンのようです。消費税引き上げの動向も絡むのでしょうが、この“人口のこぶ”が住宅着工の巨大なマーケットを形成していることは間違いないでしょう。家電や旅行会社、車のディーラーも虎視眈々、動いています。ラフなジーンズ、スニーカーでスポーツタイプの多目的車を操る、ヤングと見まがう中高年が“気むずかしい顧客群”になるのです。
 
  というのも、この世代なりの特徴があるらしいのです。思い込みがきつく自己主張を曲げない、理屈っぽくて時に天邪鬼ながら集中力には定評があり、納得できる大義や目標をつかむと大仕事を成し遂げる潜在的な可能性を内包しているといわれます。その分、視野狭窄に陥りやすい、との酷評がないわけでもありません。これから伸びようとする後輩世代にすれば目障りなのでしょう、融通の利かない、頑迷固陋な抵抗勢力にみなされることも少なくないとか。
 
  毀誉褒貶(きよほうへん)相半ばですが、定年を迎えてもおとなしくリタイアする雰囲気ではなさそうです。余力十分なのです。となれば、その知識や経験を生かさないのは社会的損失となります。健康であるなら、大いに活躍してもらったらどうでしょうか。静岡県警では、団塊世代の大量退職時期を目前に、“技能”伝承に危機感の強い刑事部門のベテランの捜査手法や体験などをまとめた「語録」をまとめ関係部署に配布したといいます。「2007年問題」などと後ろ向きにならず、古参が輝く社会であってほしいものです。エールを送る「新おとな派」も、そのための側面援助を期しています。

(鮟鱇)




メール メールで記事を紹介 印刷 印刷する



[特集]


ここから関連ニュース・バックナンバー

バックナンバー

砂上老国なのか 2006/12/29  
朋美スマイルに心洗われる 2006/12/25  
母なる言葉-芸術家の支え 2006/12/22  
劇場型政治の残滓 2006/12/18  
ダイアナ妃の真実 2006/12/15  
「和」の粋 2006/12/11  
故郷に聞け 2006/12/05  
越境する芸術 2006/11/30  
やらせタウンミーティング 2006/11/27  
現代の哀しさ-石田徹也を鑑賞する 2006/11/22  
ノーメンクラツーラ 2006/11/18  
舞台に見る小川国夫作品 2006/11/14  
食わざあ、しぞーかおでん 2006/11/09  
変身譚 -小川国夫講座 2006/11/06  
しら玉の歯にしみとほる… 2006/11/02  
杉山、釜本…蘇った黄金コンビ 2006/10/30  
心の堰-小川国夫講座 2006/10/27  
情報の宝庫・大学をナビする 2006/10/23  
林原の神髄 2006/10/19  
マニュアル敬語 2006/10/14  
町の死角と「放課後計画」 2006/09/30  
ジャパネスクの華 2006/09/26  
不寛容という病理 2006/09/22  
川が襲う 2006/09/19  
超高齢時代の老人力 2006/09/14  
「9.11」の残像 2006/09/11  
芹沢銈介の装丁本 2006/09/07  
岸信介という源流 2006/09/04  
「拿捕」と日本・ロシア 2006/08/31  
駿河湾西岸と軽便鉄道 2006/08/25  
恐竜展に“進化”をたどる 2006/08/21  
野球小僧たちよ 2006/08/18  
「瞼のインパール」 -情景06夏 2006/08/14  
だもんで静岡おでん 2006/08/10  
岡本太郎『明日の神話』 -情景06夏 2006/08/06  
遍在する“戦場” -情景06夏 2006/08/03  
翻訳のメッカしずおか 2006/07/31  
高草、母なる山 2006/07/27  
消化試合、だれが責任を 2006/07/24  
土俵の品格 2006/07/21  
おとなの幼稚園 2006/07/18  
プレスリーの館 2006/07/13  
ジダン去る 2006/07/10  
テポドンの現実 2006/07/06  
冷凍みかん 2006/07/03  
法王庁の主 「ファンド」(下) 2006/06/27  
さらばサムライブルー 2006/06/24  
フルブライターとビル・ゲイツ 「ファンド」(上) 2006/06/21  
表現の愉悦 2006/06/16  
悪夢のロングスロー 2006/06/13  
ELVの恐怖 2006/06/09  
「努」力 2006/06/05  
ジャワの悲劇 2006/05/31  
ワイナリーの心意気 2006/05/26  
よみがえる死語 2006/05/20  
悲運 2006/05/15  
拾得物が語る 2006/05/11  
快哉 中高年劇団 2006/05/06  
凛然たる母 2006/05/01  
“間(ま)”を楽しむ 2006/04/30  
団塊版”名人マニュアル” 2006/04/21  
軽便鉄道をたどる 2006/04/15  
変人対決(?) 2006/04/10  
悩ましき国際語 2006/04/06  
出処進退を誤る 2006/04/01  
東京五輪と円谷幸吉 2006/03/29  
イチローのストイシズム 2006/03/22  
スポーツ王国の盛衰 2006/03/20  
会津弁の黄門さま 2006/03/16  
熊谷守一美術館 2006/03/11  
「公」という志と規範 2006/03/07  
日航は乱気流を抜けるか 2006/03/03  
“黒塗りメール” 会見を聞く 2006/02/28  
“ 送金指示メール” の怪 2006/02/27  
荒川静香の値“千金” 2006/02/24  
チーム青森の娘たち 2006/02/22  
マイスターの味 2006/02/20  
アンソニー・ホプキンス 2006/02/15  
それぞれのトリノ 2006/02/11  
ふるさとオマハ 2006/02/08  
スタンディング・オベーション 2006/02/02  
カメラ今昔 2006/01/29  
勝ち組負け組幻想 2006/01/24  
粉飾国家なのか 2006/01/20  
風土が息をする 2006/01/16  
アフガン零年 2006/01/11  
旅人こぞりて 2006/01/05  
方言賛歌 2006/01/01