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2006年「Webコラム一灯」

 食わざあ、しぞーかおでん

2006/11/09

  当サイト「ShizuokaOnline.com」では、文字ニュースはもちろん、動画ニュースもきめ細かく掲載して閲覧者の需要にこたえようと努めています。中でも、「デジ記者」が取材、編集、配信までこなす「Webレポート」は、独自の新しい報道手法として訓練を重ねているところです。

 

  3D編集、総合編集と呼ぶデジ記者リポートでは、旬の映像を一覧化して何度も味わってほしい、との願いからデータベース化しつつあります。「デジ記者アーカイブス」と名付けたコーナーで、Webレポート案内の右横、今は新着情報にも入り口を設けています。最近は、静岡市の名を世界に広めた大道芸ワールドカップ、ねんりんピックで実現したかつての五輪日本代表と静岡県選抜チームのビンテージ・サッカーマッチなどをメニューに加えました。

 

  東京に転勤した友人が、「おでんを食いに行くぞ」と連絡してきました。そうそう、デジ記者アーカイブスには、「静岡おでんまつり」も登場しますので、その閲覧を薦めておきました。10月7日に静岡市の繁華街の歩行者天国で開かれた催しです。大鍋に黒い煮汁、串刺しにした具は、水産加工品から肉、野菜までたっぷりです。十分煮えたジャガイモにからしを塗りこめ、ぼろぼろにしないように最後まで食べるのは楽しみです。湯気に臨場感があって好きな映像です。

 

  静岡(「しぞーか」と発音)おでんの魅力は、なんでしょう。真夏の学校のプールサイドにやってくる出店でパクついたちくわの味は、舌に染み付いて食の記憶のかなりの比重を占めます。子どものころから、駄菓子屋でおやつ代わりに、縁日の露店などでも頻繁に食べたものです。飾りけのなさが庶民の味の原点です。牛すじ、豚もつ、昆布、ゴボウ巻に糸こんにゃく……。地場の食材ということなら、何と言っても黒はんぺんです。県外の人たちには、わさび醤油で生でもいける黒はんぺんはほぼ例外なく好評です。何より安価なのがいいのです。

 

  最近は、ご当地グルメばやりです。静岡おでんは、大手ビール会社のCMで「ねた」になったこともあって、今や全国区です。行政までPR事業に本腰を入れる仕儀となりました。静岡市が、補正予算で来年2 月に開催するイベントに助成をするとの記事が静岡新聞に出ています。「2007青葉公園静岡おでんフェスタ」というイベントで、店の出店を見込んでいるとか。

 

 ∋ 現在、富士山検定が人気を集めている「ご当地検定」の「静岡おでん版」も予定されているようです。予選的な検定試験を行い、検定上位者によるチャンピオン大会をおでんフェスタの会場で開催する計画です。こうした仕掛けは、さほど無理をしなくても可能ですし、世代を問わない参加が見込まれます。街が元気になるのが、長続きの要諦でしょう。ところで、友人のためには、行きつけの居酒屋を予約しておきます。小あがりにひしめくだけですから、予約なんて、本当は必要ないのですが。

(鮟鱇)




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