教え子1000人「成長実感」
昭和45年に本格的に指導を始めた。これまでに、中学校や地域の道場で指導したほか、国体県チームの総監督も務め、教え子は1000人以上に上る。選手育成に尽力し、県柔道界の発展に寄与した。
厳しい指導の裏にはいつも、「正しい柔道を覚えて長く続けてほしい」との思いがある。「しっかりと組んで、一本取る柔道」がモットー。だからこそ、子供のころから勝利に執着し、突飛な技を使う姿勢は好まない。基本と礼法を身につけて「柔道を好きになってほしい」と願う。「『悪い』と言われるような子供でも上手に技を引き出してあげると、素直になり、楽しく柔道を覚える」。柔道を通じて子供が成長する姿を実感できるため、指導者は辞められない。
県柔道界のレベル向上が今の目標。全国で勝ち上がり、五輪で金メダルを取れるような選手が県内から現れることを切に願っている。
富士市西船津。71歳。