漕ぎ続け夢の北京狙う
昨年は海外へとフィールドを大きく広げた1年だった。それだけに、国体は「勝って当然」、2年連続の2冠も「最低限の目標」だった。
その国体では調子が上がりきらず、集中力を欠いた。「不安だったが、いつもの自分を取り戻せば大丈夫、大丈夫、とじゅ文のように繰り返した」。カヤックシングル500メートルを制した後、200メートルは最大のライバル、地元秋田の選手に予選で1度は敗れたが、決勝では終盤、粘って加速し、2冠を果たした。
平成16年からジュニア日本代表に選ばれ、昨年7月には世界ジュニア選手権に出場した。だが、14位に終わり「悔しい思いしか残らなかった」。
雪辱の舞台は3月、北京五輪の日本代表選手を決める大会となる。冷え込みが厳しい日はカヌーからつららが下がることもあるが、「やることをすべてやって大会に臨みたい」と、幼少からの夢実現に向け、練習に力を注ぐ。
川根本町田代。18歳。