自信の投球 逆転呼ぶ
力強さに柔軟性を加え、1回り成長したボウラーは国体成年女子ユースで大逆転優勝を果たした。「心身共に充実した1年だった」とほほ笑んだ。
国体は予選ゲーム数が少なく、スロースターターにとっては不利だった。2ゲームを終えた時点の成績は最下位。「期待を背負い、重圧があった。でも、後半に自信があった」。ラインをつかむとハイスコアを連発し、最後は2位以下を大きく引き離した。
オールジャパン・レディース・トーナメントでも優勝を飾った。持ち味のスピードで押すだけでなく、レーンによってボールに強弱をつけ、戦略を重視するようになった。「自分のスタイルに妥協しても勝ちにこだわっている」。柔らかな瞳の勝負師は心の底に闘志を秘めている。
次の目標をアジア選手権の個人初優勝と、国体の皇后杯獲得に定める。「ゆったりと投げた時のコントロール精度をさらに上げたいですね」。さらなる高みを目指し、誓いを固めた。
静岡市葵区。30歳。