3年間の努力、花開く
中学時代は無名だった。名門・飛龍高の練習は厳しく、何度もやめたいと思った。集大成の昨年、全国高校生グレコローマンスタイルレスリング選手権を制し、3年間の努力が花開いた。「やめずに来て、本当によかった」
不器用だが、練習で全力を尽くす。その姿勢が成長につながった。「基本に忠実」と常に自分に言い聞かせる。相手の胴を背後からつかみ、回転させる得意技「ガッツレンジ」も地道な練習があってこそ自信を持てる。
実は昨年、喜び以上に悔しさを味わった。プレッシャーから緊張し、全国高校選抜、国体は準優勝。あと一歩及ばなかった。技術力は伸びたが、精神面の弱さを痛感した。
卒業後は青学大へ進学する。「学生チャンピオンになりたい」―。課題が浮き彫りになった分、目標も明確だ。井村陽三監督は「ずぶとさが身に付けば、より一層成長できる」と期待する。
静岡市清水区。18歳。
(写真)練習で全力を尽くし、全国高校生グレコローマンスタイルレスリング選手権で優勝した青木選手