自身高めて技量を磨く
高校入学と同時に弓道を始め、09年3月の全国選抜大会で個人優勝を果たした。全国制覇にも「まだ課題はあり、本来なら賞をもらう立場ではないのです」と静かに語る。
小中学生時代はサッカーに親しんだ。高校で弓道を選んだのは「完全に一人でできるから」。自分と向き合い、自身を高める。伝統ある道場での稽古(けいこ)を通じ、技量を磨いた。
「自分は未熟」というのは単なる謙そんではない。「先輩方に、弓道は当たり(的中)だけではない、と言われます。私もそう思います。射型、作法など習熟できていない」と、競技結果とは別の高みを常に見据えている。
「完ぺきも、頂点もないのが弓道。だから、やりがいも生まれる」。高校卒業を控えた、いまの実感だ。目下は大学受験のさなか。「進学後も、競技ではない道として取り組めたら幸せです」
焼津市焼津、18歳。
(写真)理想の射型を追求する三五健次郎選手