
洋風が主流となっている現代生活に、「和」を取り入れたエコロジーライフをお勧めする『エコの時代に「和の風」を』の2回目は、暑い季節に欠かすことのできない和のアイテム「扇子」と「手ぬぐい」にスポットを当てます。

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「扇子」は「せんす」とも「おうぎ」とも呼ばれ、能楽、日本舞踊、落語といった日本の伝統文化には欠かせない存在です。最近では、夏のエコグッズとしても注目され、若い人でもバッグの中に忍ばせているという人も珍しくなく、老若男女が手にするようになりました。「可搬式手動涼風器」ともいえる「扇子」は、コンパクトで価格も手ごろなことから、海外への土産品としても人気があります。
落語の世界で欠かすことのできない「扇子」は、落語家が頼りにする小道具のひとつ。どんな使い方をしているのでしょうか。三遊亭鳳楽師匠に、落語に登場する「扇子」の使い方を「噺(はなし)」を織り交ぜながら紹介してもらいました。
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★三遊亭鳳楽(さんゆうてい・ほうらく)
1947年(昭和22年)3月1日、埼玉県川越市生まれ、東京都在住。
65年三遊亭円楽に入門、大師匠三遊亭円生より「楽松」と命名される。72年二ツ目昇進。79年真打昇進、楽松改め「初代三遊亭鳳楽」を襲名。93年(平成5年)文化庁芸術祭賞など数々の賞を受ける。
出囃子は『正札附』。5代目三遊亭円楽の総領弟子で、円楽一門会長も務める。本格派として高い評価を受け、約400題と持ちネタも豊富で、演じるネタすべてに完成度は高い。SBSラジオで前座のころからパーソナリティーを務め、今年で30周年を迎えた。現在は、「鳳楽・上ちゃんの歌謡曲電リクでナイト」(月曜・午後6時半~9時)に出演。

高座に上がる落語家にとって「扇子」とともに欠かせないのが「手ぬぐい」です。噺のネタに合わせて、手ぬぐいがさまざまな小道具に早代わり。落語の中での使い方もユニークですが、名刺代わりにするため、名入りの手ぬぐいを染めるという鳳楽師匠によれば、手ぬぐい12枚で浴衣1枚が縫えるそうで、オリジナルデザインの浴衣を楽しむこともできそうです。生活の中でも便利なグッズとして、消費者が手にする機会も増えています。落語の中に見る手ぬぐいの使い方を、三遊亭鳳楽師匠に演じてもらいました。
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★今、手ぬぐいが注目の的・・・
かつて、手ぬぐいというと藍(あい)染めが主流でしたが、最近はデザインも豊富になり、さまざまな色を使ってユニークな模様が描かれています。祭りの時は法被とともに必需品となる「手ぬぐい」は、木綿製のため肌触りも優しく、乾きやすいのが利点ではないでしょうか。手ぬぐいの最近の流行、良さなどを、多くの手ぬぐいを取り扱うショップではどう見ているでしょうか。今年6月に、藤枝店とともに「手ぬぐいまつり」を開催し、手ぬぐいの良さをアピールする静岡市駿河区の雑貨店「欧風和楽静岡店」にうかがいました。
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※欧風和楽 静岡店
静岡市駿河区丸子新田525-2
★電話<054(256)6222> ★営業時間=午前10時~午後7時 ★定休日=なし

汗っかきの私は、夏場にハンカチやタオル類を手放すことができません。ハンカチの小ささや生地の薄さ、タオルの厚みといったマイナス面を補ってくれるのが手ぬぐいです。適度な大きさもさることながら、何といっても速乾性が助かります。取材を通して、その便利さを再認識し、つい数枚購入しました。デザインも「カメ」「ホタル」など落ち着いた柄なので、さりげなく取り出して使えます。扇子は数年前から手にしていて、エアコンの無い場所や、自分だけの涼を求めたい時に役立っています。日本に古くから伝わる生活用品は、電気に頼ることもないため、無駄がなく使いやすいと実感しました。「温故知新」。今あらためて、その意味を感じ取ってほしいものです。(デジタル編集部・吉本寿)