
「スローで豊かな生活」の提案を続けているNPO法人「スローライフ掛川」が15日、通年型講座「掛川ライフスタイルデザインカレッジ」を開校します。スピードと効率を追求してきた社会の中で、いま一度「ゆっくり」の価値を見直すきっかけになればと、さまざまな講座を用意しています。自然や地域との触れ合いを通して、「まちの新しい使い方」「足るを知る心」「美しい毎日の創造」を探求するという「カレッジ」には、どんな魅力が隠されているのでしょうか。
自転車で「スロー」に発見
「スローライフ掛川」では昨年4月から毎月1回、自転車で市内を巡る「スロースタイルサイクリング」を開催してきました。早朝から3時間かけて約25キロの道のりを「自転車」で「ゆっくり」と回るイベントです。「カレッジ」にも「サイクリング」講座が盛り込まれています。
8日に開かれた「サイクリング」に同行しました。春とはいえ、まだ肌を刺す空気が冷たい午前6時半、掛川市役所を出発。土曜日ということもあり、平日に比べ交通量が少ない道路を約30人の参加者が一列になってペダルを漕ぎ進めます。一行は北西に向かい、天竜浜名湖鉄道沿いの一本道をひたすら森町方面へ。茶畑の中など起伏に富んだ個所もありましたが、参加者はさっそうと走り、さわやかな汗を流しました。車では味わえない景色の移ろい、木々や花の香りなど、まさに五感で地域の魅力を感じるサイクリング。ゆったりとした時間の流れがそこにはありました。
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四季を通じてゆっくりと生活を変える
今回の「ライフスタイルデザインカレッジ」は、年間を通して「スロー」な生活を提案しようと考案されました。著名な講師を招いて講義形式で学ぶ「ベーシックプログラム」と、「カヤッキング」や「オーガニック・ファーミング(農園づくり)」など、実際に体験する「アクティビティプログラム」の2つのコース(※資料参考)があります。すべて大人のための講座です。3月29日、スローライフ掛川のメンバーが集まり、開校に向けて最終打ち合わせをしました。自身も講師を務める平野正俊校長(キウイフルーツカントリーJapan代表)は「カレッジを通してスローなリズムを習慣化させ、人生観をより豊かに変えてもらえるような内容にしたい」と熱意を語り、協力を呼びかけました。メンバーたちからは「きめ細かな情報発信が何より大事だ」や「楽しめるような雰囲気づくりをしていくべき」などの意見が交わされました。旧掛川市が全国に先駆けて提唱した「スローライフ」。民間レベルでの取り組みの活発化は、自分にとって豊かな生活とは、生き方とは何かを、より身近に考える段階になってきたことを示しているのかもしれません。
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「ファスト」な生活を見直し、「スロー」な生き方を…と意気込んでも、何をしたらいいのか分からないと戸惑う人もいると思います。今回のカレッジプログラムでスローライフ実践へのヒントが発見できるのではないでしょうか。
■関連リンク
スローライフ掛川公式ホームページ
ライフスタイルデザインカレッジblog