
静岡市が市立図書館に、公共施設の運営・管理を民間に委託する「指定管理者制度」を導入する方針を示しています。行政改革の一環で県や各市町がさまざまな施設に同制度を適用していますが、公立図書館への本格的な導入は、実現すれば県内では同市が初となります。市は、平成19年度から2年間、市立西奈図書館に同制度を「試行導入」する考えで、「2年間で約3000万円の経費削減となる」と試算します。ただ、地域の文化、情報の拠点として役割が増している図書館への導入には、「質の低下を招く」などと市民団体などから反対の声が挙がっています。
■指定管理者制度 地方自治体が指定した民間団体(企業やNPOなど)が、公的施設の管理・運営を自治体に代行して行う制度。地方自治法の改正で、平成15年9月に導入された。当初、公民館や図書館に導入が可能かは明確ではなかったが、文部科学省が同17年1月に「館長業務を含めて委託可能」との見解を示し、各地で本格的な検討が始まった。浜松市が11月から、小規模分館の市立中央図書館駅前分室に導入するが、静岡市の試行が本格事例としては県内初となる。 | | |