
例年に比べ遅れていますが、梅雨明けももう間近。連日の蒸し暑さに涼を求め、県内各地を訪ねました。天然の冷気に触れ、体も気分もクールダウンしてみませんか。シリーズ1回目は西部地域から。浜松市引佐町の洞窟(どうくつ)です。
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約2億5000万年前の地層といわれる竜ヶ岩洞は、東海地方最大規模の鍾乳洞(しょうにゅうどう)です。総延長は約1000メートル(一般公開部分は400メートル)で、「100年に1センチ」という長い歳月をかけて成長を続ける鍾乳石が自然の造形美を見せています。洞内は年間を通じて約18度に保たれ、夏は涼しく、冬は暖かい。この季節は、肌寒く感じるほどの冷気が漂っています。つらら石や石柱などの鍾乳石にしたたり落ちる地下水の滴が、さらに涼しさを演出しています。コース内のポイントごとに、自然がつくり出したとは思えない形状の鍾乳石が並び、美しさに目を奪われます。中でも圧倒されるのは、洞窟の一番奥に流れる「黄金の大滝」です。それまでの幻想的な世界とは打って変わり、約30メートルの落差から大雨が降るかのごとく地下水が勢いよく落ちる姿は圧巻。水しぶきとともにひんやりとした空気が全身を包み込み、まさに天然のクーラーのようです。
現在、敷地内では天然の冷風浴場を造る工事が急ピッチで進められています。鍾乳洞から噴出される冷たい風と水を生かし、「足湯」ならぬ「足水」を訪れた人に楽しんでもらおうと、来春のオープンを目指しています。

車…(東京方面から)東名高速道浜松西ICから国道65号(浜松環状線)を経由して国道257号を北へ約30分
(名古屋方面から)東名高速道三ケ日ICから国道362号を東へ、細江町を経て約30分
公共交通機関…JR東海道線「浜松駅」北口バスターミナルから遠鉄バス奥山行き乗車、竜ヶ岩洞入口下車、徒歩5分。(所要時間約1時間)
■入洞料/大人650円 中学生450円 小学生350円
■営業時間/午前9時~午後5時(年中無休)
■お問い合わせ/電話 053(543)0108、053(543)0678

洞窟内はマイナスイオンたっぷり。特に夏場は多く発生し、測定では平均4万―5万個(1立方センチメートル当たり)を記録しているということです。通常、私たちの周りでは0-100個、マイナスイオンが多いといわれる滝周辺でも5000個程度で、いかに洞内にマイナスイオンが多いかが分かります。取材時は約4万個で、すがすがしい気分で撮影することができました。