

「楽器の街」として知られる静岡県西部の中核都市・浜松市を「音楽の街」としても全国に知られるように、との願いが込められた「やらまいかミュージックフェスティバルinはままつ」(同実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が10月14日、JR浜松駅周辺など市の中心街で初めて開催されます。
イベント名にある「やらまいか」は、静岡県西部地方の方言で「やってやろう」「いっしょにやろう」を意味します。意気込んでいるときに自然と口をついて出る、地域の積極性を象徴する言葉です。
フェスティバルの参加者を一般公募したところ、応募数は予想を大きく上回り、内容的にも想像以上にレベルが高かったといいます。実行委員会は会場を当初計画の約2倍の15カ所に増やし、132組、総勢735人がステージに立つことになりました。ソロから60人のビッグバンドまで、地元浜松市を中心に東は埼玉県、西は岡山県からもやってくる高校生からシニア年代までの出演者が、ロック、フォーク、ジャズ、吹奏楽、ゴスペルなど多彩なジャンルの演奏を披露し、老若男女が楽しめるイベントとなりそうです。

出演する132組の中に、ハーモニカのアンサンブルを披露しようというグループがあります。浜松市内のハーモニカ製造会社に勤める20‐30代の男女6人で構成する「リーズラボ」です。ふだんはハーモニカの設計・製造に携わるメンバーが、週1度の練習を重ねて約1年。初めてのステージに立ちます。
ハーモニカは、19世紀初めにオルガンの調律用に使われた道具が起源と言われています。日本には明治中ごろに輸入され、明治末期には国産品の製造が始まりました。そのころ主な生産地だった「浜松」で開かれる音楽祭に、今も変わらぬ温かい音色を披露しようと意気込んでいます。活動を始めたきっかけもユニークなグループの練習風景をのぞいてみました。

現在、日本国内でハーモニカを量産しているのは、メンバーの勤める鈴木楽器製作所(浜松市中区領家)だけとなりました。『ハーモニカの出来るまで』を、リーズラボの演奏に乗せてご覧下さい。

※プレイヤ-をお持ちでない方は、ここからダウンロ-ドして下さい。

市民有志で結成した実行委員会は、立ち上げから約1年、「音楽の『浜松まつり』に」の思いを胸に、初の大規模音楽祭準備を進めてきました。本番を間近に控えたスタッフの思いをうかがいました。

公式ホームページは >>> http://www.yaramaika-mfes.com/


第1回やらまいかミュージックフェスティバルは、浜松市の中心街15カ所を会場に開催されます。会場マップをチェックして、さぁ出かけよう!
1 アクト通り-1 2 アクト通り-2 3 ガレリアモール 4 サンクンプラザ
5 駅ビル・メイワン7F 6 浜松駅前北口広場 キタラ 7 ギャラリーモール 8 モール街サゴー前
9 ザザシティ中央広場 10 ヤマハ浜松店1F 11 ヤマハ浜松店8F 12 静岡銀行アゴラ浜松1F
13 アルコモール有楽街 14 浜松FORCE 15 ビオラ田町1F
※当日はステージのほか、「ペイントDE手作りカスタネット」のワークショップや楽器体験コーナー「タッチ&トライ」なども設けられます。
詳しくは「やらまいかミュージックフェスティバル」公式ホームページで… http://www.yaramaika-mfes.com/

「やらまいか」。浜松に生まれた記者自身が、何気なく口にしてきた言葉です。1つのことを、みんなで手がけ、大きく成功させるパワーは、浜松ならではと感じます。
屋内コンサートや単一ジャンルの音楽イベントは、浜松でも少なくありません。しかし、全国から、誰もが、「この日のために浜松に行こう!」と思うイベントが多いとは言えそうにありません。実行委員会スタッフが「刺激された」と話す「仙台ジャズフェスティバル」には今年、651のグループが出演したそうです。全国にも知られる「仙台ジャズフェス」は、単なる地方イベントではなく、市民手作りのビッグ・イベントに成長しています。
街が音楽に包まれるイベントが、今後、さまざまな波及効果をもたらし、浜松の魅力アップにつながることを期待します。
(デジタル編集部 吉本寿)