
11月中旬を迎え、朝晩の冷え込みが徐々に厳しくなるとともに、例年に比べて遅れていた各地の紅葉もようやく本格化してきました。今回のデジ記者レポートは晩秋、初冬のたたずまいを見せる県東部のスポット3カ所をご紹介します。(※写真、動画の取材日は11月14日です。最新の紅葉状況、スポットへのアクセス方法、周辺観光情報などはアットエスでお調べいただくと便利です。)

東名高速裾野インターチェンジをスタートし、富士山に向かって車を走らせました。国道469号線を進み、目に飛び込んできたのは広大なススキ野原。黄金の波が揺れるその向こうに霊峰富士が鎮座します。山肌を間近に感じ、「富士山ってほんとに大きいな」とあらためて実感させられる光景です。
標高が上がるにつれ、沿線の木々の彩りが黄、赤の深みを増していきます。富士サファリパークなどのある裾野市須山付近の国道沿線は落葉も盛んですが、まだまだ見ごろ。車を降りて写真を撮るドライバーの姿もあちこちに見られました。
さらに、車を進め、十里木高原へ。裾野インターから20分弱で着きました。国道469号沿いには富士の巻き狩りの歴史を今に伝える「頼朝の井戸」があります。周辺にはブナやカエデなどの原生林が広がります。十分に美しいのですが、残念ながら色づきは例年よりも薄いそうです。
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※十里木高原、頼朝の井戸の森の観光案内、アクセス方法はこちらでどうぞ。
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次に訪ねたのは御殿場市印野の「富士山御胎内清宏園」。ナラやクヌギ、モミジなど広葉樹林が黄色に赤に色づいています。野鳥の声が響く遊歩道を歩いていくと、木々の織りなす錦の間から富士山が顔を見せてくれました。例年より色づきが若干悪く、まだ1、2週間は紅葉散策を楽しめそうです。 敷地内には天然記念物の溶岩隧道「御胎内」があります。富士山の噴火で生じた1周155メートルの洞窟で、構造が人体内部に似ていることからその名が付いたそうです。脇には安産の守り神「胎内神社」があります。近くには温泉施設もあり、散策後に風呂につかる来訪者も多いといいます。
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※富士山御胎内清宏園の観光案内、アクセス方法はこちらでどうぞ。

印野を離れ、国道246号を沼津方面に車を走らせました。長泉町駿河平の「クレマチスの丘」で寄り道です。ここの名物はイチョウ並木です。駿河平大通り沿いに2・3キロにわたって黄金色の並木が続きます。ビュフェ美術館などの文化施設が複数あり、遊歩道も整備されています。モミジやカエデといった和の風情とは趣を異にし、西洋の香りがする晩秋がここにはあります。
※駿河平大通り沿いの観光情報、アクセス方法はこちらでどうぞ。

全国的に今年の紅葉は色付きがもう一つと言われています。今回は狭くきつい山道を走らずとも気軽にドライブで出掛けられるポイントに絞ってルートを考えてみましたが、そうした比較的人里に近い場所ほど影響は大きいようです。夏の猛暑が影響したとも、地球温暖化の影響が徐々に目に見えてきているとも指摘されていますが、単年の影響であることを望むばかりです。 とはいえ、今回訪れた3カ所ともなかなか見事な景色ぞろいでした。雪帽子がくっきりとしてきた富士山とのコントラストは県東部ならではの楽しみです。昼前くらいに裾野インターを出発し、1日で十分回れるドライブコースですので、週末などにお出掛けしてみてはいかがでしょうか。(デジタル編集部 松本直之)
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