疫痢。(子供のかかる赤痢。) 疾風(はやて)のような早さで幼い子供の命が失われる恐ろしい病気故の呼び名であり、現在のような特効薬の無かった時代、突然愛児を失った親の悲しさがハヤテの言葉の中に十二分に感じられるのではないだろうか。
「あっちの子もハヤテでトラレタ」(あちらの家の子供も疫痢で亡くなった。)
(「遠州の方言考」より)
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著者 浅井 昂 1924年生まれ、新袋井フォーラム幹事、(有)どんどこ浅羽相談役。陸軍航空士官学校卒。東京で貿易業などを営む。60歳で定年と決め、「方言の研究」にいそしみ、浅羽の方言保存プロジェクトを主導。著書:「遠州の方言考」 |
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お互いの心の奥にある襞(ひだ)に張られた琴線が、時々共鳴する様な微妙な感情の実体が、正確に伝えられなければ、到底完全なコミュニケーションは不可能だと思う。双方の心の奥にある細いながらも強靱な糸が同じリズムで高鳴ってこそ、本当の仲間である確信が持てるのではないだろうか。この心の琴線が共振現象を起す最も身近な言葉が、それぞれの地方で語られている方言であると考えているのである。 (「遠州の方言考」より、浅井 昂) | |
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