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失業の中高年男性、介護へ再就職道険し 県内求人数27%減
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2010/02/07 |
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製造業などを離職した男性にとって、雇用の受け皿と期待される介護分野への就職が厳しさを増している。政府は「介護」を「未来の成長分野」と位置付け、中高年や非正規労働者の雇用拡大に力を注ぐ。だが、求人の低迷に加え、現場から「中高年男性の採用は難しい」(浜松市西区の高齢者福祉施設)という声も上がる。 静岡労働局によると昨年11月、県内の介護職の有効求職者数は1765人で、有効求人数は2369人を数える。同求職者数は前年同期比で57・6%増加した一方、同求人数は27・2%減だった。介護分野の雇用情勢も悪化の一途をたどる。 多くの福祉施設は介護報酬の加算要件を満たそうと、介護福祉士の資格を採用条件にしている。福祉施設の求人紹介などを行う県社会福祉人材センター(静岡市葵区)の担当者は「相談に訪れる中高年男性の大半が介護福祉士の資格を持たないので、採用されにくい。おむつ替えがどうしてもできない男性職員もいて、仕事に適応できず辞めていく」と頭を抱える。 製造業を離職し、2年前から特別養護老人ホームで働く男性職員(28)=浜松市中区=は「工場とは違い、人間相手なので仕事が難しい。職場では男性10人が中途採用されたが、このうち8人が1、2年で退職した」と話した。この男性職員も転職を目指している。 女性の平均寿命は男性を上回るため、介護サービスの利用者も女性の比率が高い。女性利用者への配慮も男性の雇用情勢に絡んでいる。静岡市葵区の特別養護老人ホームの担当者は「女性利用者は男性職員の入浴介助や排泄ケアを嫌がるため、同性介護が基本。女性利用者の方が多いので、男性職員の採用は少ない」と説明した。 県立大短期大学部社会福祉学科の佐々木隆志教授(高齢者福祉論)は「介護職は高齢者の生活と密接にかかわる仕事で専門性も高く、雇用の受け皿にするのは難しい。研修やボランティアを十分に経験して職業観を養っておかないと、就職してからパニックに陥るだろう」と指摘する。
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