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おとな派 環境・自然

自動車部品の「エコ化」加速 植物素材を利用、開発 軽量で燃費改善 課題はコスト

2008/09/06

 自動車業界が、植物を素材とした内装部品の開発や利用を加速させている。石油から製造する合成樹脂の使用を減らし、自然素材を活用する部品の“エコ化”によって、環境問題への意識の高い消費者にアピールする狙いがある。
 部品メーカーのトヨタ紡織は、ドアの内張りや天井など5種類の部品に、ハイビスカスの仲間の一年草「ケナフ」を混合した素材を利用。これらの部品は現在、トヨタ自動車が販売する「レクサス」などの高級車を中心に20車種に採用されている。
 植物材料は、植物が生育するまでに二酸化炭素(CO2)を吸収していることから環境への負荷が低いとされる。その上、ケナフは繊維が強く部品に使うのに適している。重量も軽く「自動車の燃費改善につながる」(トヨタ紡織)という。
 課題は、植物のため品質が不安定なことと製造コストが高いこと。同社は今春からインドネシアで現地研究所と提携してケナフの品種改良を開始。今後、本格生産につなげ、部品への活用を大幅に増やす考えだ。
 マツダは、トウモロコシを原料としたバイオプラスチックを開発しており、2008年度内にリース販売する水素ハイブリッド車の内装に使う方針。さらに、稲わらや間伐材を原料としたプラスチックの開発も始めた。
 ホンダも、7月から米国でリース販売を始めた新型燃料電池車「FCXクラリティ」のシート表皮などにトウモロコシから作った素材を使用している。同社は「少しでもCO2削減に役立つクルマを造りたいという思いから植物素材を採用した」と説明している。



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