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「団塊の明日」(2) アルバイト 「戦力」活用には課題
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2006/10/14 |
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通勤・通学ラッシュが始まる午前7時。静岡市駿河区の「ローソン静岡中野新田店」で、アルバイトの友田加伃子さん(65)は清掃や品出し、レジの仕事を手際よく進める。 ことしで4年目の勤務は平日の午前7時から正午まで。「次々新しくなる機器の操作を覚えるのが大変」と苦笑いするが「1人で家に閉じこもるよりよっぽどいい」と笑う。 牧之原市の「ローソン榛原勝俣店」でも、近所の内藤忠代さん(56)が週6日、深夜0時から翌朝9時までアルバイトに精を出す。 給料は家のローンや二男(18)の学費にしたり、年金が不安な今後の生活に備える目的もあるが、何より「多くの人と触れ合えるのが楽しい」とアルバイトを続ける理由を語る。「店に許される限り、まだまだ働きたい」と言う。 榛原勝俣店のオーナー植田弘樹さん(45)は「シニア客が多い地方の店には同世代の店員はもってこい。意欲があれば年齢は問わない」と9月中旬に出した求人広告に「シニア大歓迎」とうたった。 ただ、中高年者を「戦力」として活用するには課題も多い。県内外に29店舗を展開するそば店「鐘庵」(本社・静岡市清水区)では現在、約120人のアルバイトのうち、4人の60代の男女がめん類の調理やレジなどを担当する。 大鐘正敏社長(55)は「中高年は接客に“味”があるが、連続勤務やレジの扱いなど現実は想像より厳しい様子。研修3日ほどで辞めてしまう人も少なくない」と打ち明ける。 同社では昨年、顧客、雇用ともに中高年を対象にした定食屋を同区内に開いた。アルバイトの募集対象は50歳から70歳。バリアフリー化や運搬食材の軽量化を進め、今後、レジの文字を大きくすることも検討する。そば店に比べてアルバイトの定着率は高いという。 改正高年齢者雇用安定法による65歳までの雇用継続の義務付けを受け、延長措置を導入した企業も多い。ただ、特別な資格や技能を持たない人には有利な再就職先は少なく、労働問題の研究者からは「アルバイトを高齢者と若いフリーターが奪い合うケースも起きかねない」と懸念する声も出始めている。 しかし、労働力の減少は避けられない。第一生命経済研究所は団塊世代の大量退職で2009年までに、全産業で最大149万人の雇用が減ると試算。橋本択摩副主任エコノミストは団塊世代が高齢化するにつれ、労働力不足は一段と深刻化するとして「企業と労働者の最適な組み合わせを工夫していくことが重要だ」と指摘した。 |
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「働けるうちはいつまでも」と週6日の深夜勤務を精力的に
こなす内藤さん(左)=牧之原市勝俣の「ローソン榛原勝俣店」
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