大西選手が、鳴り物入りでヤマハ発動機に移籍加入したのは2年前。攻撃の幅の広がりが期待されました。フィールド上で、多彩な攻撃の面白さをファンに披露してくれる大西選手の日本代表キャップ数(出場試合数)は「28」。 世界の頂点を争った2007年のフランスワールドカップ(W杯)では、ジャパンのメンバーとして3試合に出場。カナダ戦では得意のセットプレーを決めました。ラグビーへの熱い想い、日本代表やW杯への思いなどを語ってくれました。
東大阪市という国内ラグビーの“本場”ともいえる地に生まれ、子どものころから花園ラグビー場に1人で観戦に行ったという大西選手。彼にとってラグビーは、「静岡県でいうサッカーのよう(な存在)」で、ごく自然に楕円(だえん)球に触れ始めたようです。毎日、スポーツに汗を流した大西少年がラグビーに打ち込み始めて20年。その面白さをあらためて感じているようです。 大西選手は、チームの全体練習の前に、セットプレーの個人練習を欠かしません。劇的な逆転勝利を手にした2007年シーズン開幕戦(10月27日、対トヨタ自動車戦)でのゴール成功率100%(6本中6本成功)は、練習の賜物であることは間違いありません。W杯でも使用したスパイクを今季のトップリーグでも使用している大西選手。試合前、宿舎などで手入れをするといいます。「スパイクは、他の人に手入れしてもらうものではない」と言い切る大西選手に、間近で見せてもらいましたが、丁寧に磨かれるなど十分に手入れされていて、いかに大切にしているかが伺えました。 そんな大西選手の宝物と言うのは、やはり・・・ 大西選手を高校時代から知るヤマハ発動機のチームスタッフは、「大西選手が加入したことで、チームがより都会的なイメージになった。彼を目指している関東の大学生ラガーメンも、ヤマハ発動機へ入りやすくなったかな」と笑顔を見せました。別のスタッフは「練習にも取材対応にも手を抜かない大西選手にプロらしさを感じます」と感心しきりでした。そんな大西選手が、今季にかける思いなどを話してくれました。 ※ShizuokaOnline.comの静岡新聞掲載情報「ヤマハ発動機ラグビー」は… >>> こちら
2006年シーズン開幕前、ヤマハ発動機に移籍してきた大西選手。移籍直後、大久保グラウンドで見た表情は、険しく鋭さを感じました。まだ周囲に慣れていないこともあったかもしれません。今回、久しぶりに見た大西選手の表情は、ゆとりさえ感じられました。桜のエンブレムのついたジャパンのジャージを4年ぶりに着て、フランスW杯を戦ったことも、彼を変えた要因かもしれません。インタビュー後の全体練習の前には、わずかな時間を惜しんでキックの練習に集中していました。2007年シーズン開幕戦で見せた精度の高いプレースキックを見るためだけに試合会場に足を運んでも、損はないと思います。(デジタル編集部 吉本寿)