激しくぶつかり合い、インゴールを目指すスポーツ「ラグビー」。そのスタイルから、選手に無骨なイメージを描いてしまいがちですが、意外にも、優しくソフトな印象の選手が多いのです。 その典型が、ヤマハ発動機ジュビロの山村亮選手かもしれません。ヤマハ発動機入社4年目、26歳の山村選手は、日本代表39キャップ。プロップとしてスクラム第1列を固める国内トップラガーマンです。 2007年にフランスで開催されたワールドカップでは4試合に出場。日本代表の桜のエンブレムの付いたジャージを着てフィールドに立つ思いなどを語ってくれました。
「小さいころから大きかった」という山村選手。佐賀県に生まれ、小学5年の時に、すでに体重は約80キロ。地元の相撲少年団に誘われた山村少年は、まわしを締め、チビッコ相撲に明け暮れていたといいます。 高校進学にあたり、佐賀工業高校のラグビー部監督から声をかけられたのがラグビーとの出会いだったそうです。相撲からラグビーへの転身は、さまざまな葛藤(かっとう)もあったようですが、メキメキと頭角を現した山村選手は、ジャパン(日本代表)入りするまでの選手となったのです。ラグビーの魅力などを伺いました。 山村選手の座右の銘は? ヤマハ発動機ラグビー部関係者は「練習の虫」と山村選手を形容します。入社間もないころ、全体練習の後に個人練習を欠かさなかった山村選手を見て先輩たちが刺激を受け、チームの底上げに役立ったという逸話が残っています。 普段の練習でも手を抜かないという彼らしい言葉を返してくれました。 山村選手は新婚ホヤホヤ。優しさに磨きがかかっている時期のインタビューでした。奥様はSBSのラジオカー「スクーピー」で取材・放送に県内を走り回っているキャスタードライバーです。同じ九州出身の彼女を、いつの間に射止めていたのでしょうか。スクラム同様「押し」が有効だったのかも。ラグビーファンの皆さんに向けて、山村選手がメッセージを寄せてくれました。 ※ShizuokaOnline.comの静岡新聞掲載情報「ヤマハ発動機ラグビー」は… >>> こちら
シーズン中、午前中はウエートトレーニングに、午後は磐田市大久保にあるグラウンドでチーム練習に汗を流すといいます(練習日程の詳細はチームホームページを参照ください)。練習の合間のリラックスタイムにインタビューに応じてくれた山村選手。プレー中の激しさは見られず、優しい兄貴分でした。インタビュー中に、教育熱心なあるラグビー指導者の言葉が思い浮かびました。高校での指導歴が長かったこの指導者が「常々、選手たちに、いい子になるな。いい奴(やつ)になれと言っています」と言っていたことを思い出しました。インタビューで受けた山村選手の印象は、まさに「いい奴」でした。鍛えられた大きな身体を生かしてスクラムを組む様子は迫力満点。試合会場で生の迫力を、ぜひ、感じてみてください。(デジタル編集部 吉本寿)