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ユースサッカー関連ニュース

SBS杯国際ユースサッカー アルゼンチン初V 日本、惜しくも2位

2005/08/22
U―18アルゼンチン代表―U―18日本代表 前半29分、ドリブル突破を図るU―18日本代表のハーフナー・マイク(中央)=エコパスタジアム
U―18アルゼンチン代表(9) 2(1―1 1―0)1 U―18日本代表(6)
▽得点者【ア】ビアンチ、サーラテ【日】柏木

 【評】日本代表は先制しながら、アルゼンチン代表に逆転を許し、惜しくも優勝を逃した。
 日本は立ち上がりから積極的な攻めを仕掛けると、前半4分、柏木の技ありシュートで先手を取った。だが、いい流れを続けることはできず、18分、アルゼンチンに左CKのこぼれを押し込まれて追いつかれた。
 同点で迎えた後半。日本はいい形で攻め込むと、6分に柳沢が倒されてPKを得た。絶好の勝ち越し機だったが、柳沢が外し均衡を破れなかった。ここからはアルゼンチンのペース。日本は粘り強く相手の攻めをしのいでいたが、後半24分、中盤でボールを奪われて決勝点を決められた。日本は前線の人数を増やして反撃を試みたが、届かなかった。
アルゼンチンの壁厚く
 優勝を狙っていたU―18日本代表は、U―18アルゼンチン代表という強固な壁を打ち破れなかった。先制点を奪い、勝ち越しのチャンスもあった。しかし、勝負強さでは相手が上。福元主将は「優勝したかったが、相手は強かった。世界レベルでは1つのミスが失点につながる。勉強になった」とがっくりと肩を落とした。
 日本の立ち上がりは決して悪くなかった。早い時間帯に先制点を奪い、セットプレーから同点とされたが、アルゼンチンの迫力ある攻めを、粘り強くはね返した。だが、相手の激しいプレッシャーに徐々に押し込まれて、「プレスが速く、はたいたボールをうまく受けられず、つなぐサッカーができなかった」と柏木。DFラインと前線が間延びしてしまい、いい形で攻め込めなかった。
 「2点とも防げた失点。完全に崩されての失点ではないだけに残念」と内田は悔やんだ。だが、相手はわずかなミスも見逃さず、ゴールに結びつけるしたたかさがあった。吉田監督は「スキのないサッカーをしないとアジアでも1次予選から2次予選へ進んでいけない」としみじみ語り、「試合の中で厳しさを出していけるようしたい」と個人個人だけでなくチームとしての成長を誓った。

執念の逆転劇 アルゼンチンイレブン歓喜
 ○…優勝が決まった瞬間、アルゼンチンイレブンは互いに抱き合い、歌を歌って喜び合った。世界ユースに続いて頂点に立ったフェラーロ監督も「レベルの高いこの大会でも勝てて、充実感、達成感に浸っている」と喜びを表現した。
 しかし、決して楽な優勝ではなかった。日本代表に先制を許し、追いついたものの、後半開始早々にはPKを与えた。PKは日本がものにできず、再びリードを許すことはなかったが、シュート数はアルゼンチンの10本に対し日本は9本、と拮抗した試合内容だった。「激しい試合だったが、チームが一丸となってつかんだ優勝だった」とフェラーロ監督は分析した。
 大会に臨んだアルゼンチンのメンバーで国内リーグに出場した経験のあるのはモラレスとサーラテの2選手だけ。といってもまだレギュラークラスではない。世界ユースを制したメンバーには上のチームでプレーする選手も多かった。
 2年後に再び照準を合わせるフェラーロ監督は、メンバーについては来日しなかった選手も視野に入れてチームを編成していくことを明言した上で、「これから長い練習と実戦を経験して育成していく」と、じっくり取り組む姿勢を強調した。

静岡、完封負けセネガル3位

U―18セネガル代表(3) 2(2―0 0―0)0 静岡ユース(0)
▽得点者【セ】ケイタ、デューフ・マメ

 【評】静岡は再三いい形をつくったものの決定力に欠けてセネガルに完封負けした。
 静岡は立ち上がりからプレスをかけてセネガルのスピードを止めると、ポジションチェンジも含め、球をつないでゴールを目指した。しかし、22分、長沢のヘッドがわずかに枠を外すなどゴールを割れない。逆に30分にはショートコーナーからケイタに決められると、7分後にも追加点を許した。
 後半に入っても静岡は左MF天野に、先崎、中川らが絡んだ攻めを展開した。守ってはGK・碓井が好セーブでセネガルの攻めを封じた。静岡は押し気味の時間帯が続いたが、詰めに欠けて惜しくも最後までゴールを割ることができなかった。

静岡 シュート精度欠く
 ○…朝倉監督の一言がすべてだった。「最後の最後、ゴールを決めるところでもっともっと集中しないと」。
 静岡ユースの試合内容は悪くなかった。「今までの2試合と意味が違い、きょうはゲームを支配して勝つことが課題」(朝倉監督)だった。勝つことはできなかったが、ゲームは支配した。中盤を制し、左右に球を散らす、ワイドな攻撃も見せた。選手間の判断でポジションチェンジも果敢に試み、つくったスペースをつく攻めも随所に見せた。放ったシュートは14本、セネガルの6本を圧倒した。
 しかし、ゴールを割ることができなかった。中盤はやや甘くしても最終ラインではきっちり固めるセネガルの壁に阻まれた。と、同時にシュートのタイミング、正確さに欠けた一面ものぞいた。
 ノーゴールで終わった最終戦だが、チャンスシーンが過去2戦に比べて多く生み出せたのは好材料。朝倉監督もあらためて得点力の課題を指摘しながらも「チームは成長してきた」と手応えをつかむ。
 本番まで約3週間。連覇を狙う県選抜は2度の合宿で課題克服に取り組み、岡山に乗り込む。

いい形で1勝
 セネガル・シセ監督の話
 最初の1、2試合に比べていい内容の試合ができた。静岡はボール回しがうまく、攻撃的なため、カウンター気味に攻めた。まず1勝がしたかったし、いい結果が出た。非常にいい形の試合ができ、いい気分で帰国できる。今大会は非常にレベルが高く素晴らしい。立ち上げたばかりのチームのチェックもでき、いい出発点となった。
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